看板猫に会える宿

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その1〜出会いはいつも偶然なのか

time 2019/10/22

その1〜出会いはいつも偶然なのか

11月になっちゃったわ。

またあの寒い季節がやってくるのね

とってもやだにゃぁ〜

昔みたいにまたあったかいお家で暮らしぇたらいいのに

誰かご飯くれにゃいかにゃぁ〜!

今日は朝から何も食べれてにゃいわぁ

 

ドキドキりぼん日記 その1

 

りぼんとの出会いは2018年11月1日

帰宅ランの途中、多摩川沿いで鳴きながら近寄って来たのがリボンさんだった

痩せっぽちのガリガリで

あまりご飯は食べれていないようにみえる

首輪も無いし毛もボサボサでノラ生活は長そうな感じだ

初めから外猫なのか、何かの理由でノラになってしまったのか

よく見るとケガをしているのか左目がかさぶたになっている

 

 

りぼん『この人ゴハンくれるかにゃあ?

ちょっとアピールしてみようかにゃ

”にゃー お願いでしゅ…何か食べ物をくだしゃらにゃい…?”

 

「どうした? 懐っこいな」

「ちゃんと食べてるか?」

 

『やったぁ! お兄しゃんがあたちに話ちかけてくれたわ♡』

 

連れて帰ろうか?と思ったが、いかんせん帰宅ランの途中だ

抱えて帰る事も出来ないし、ゴハンをあげたいけど食べるものは持っていないし…

あたりは住宅街でコンビニも無い場所だし

 

仕方なく立ち去ろうとするが、まだついて来る

可哀想だが、家まではまだまだな距離なので、振り切って家路についた

 

『あーあ 行っちゃった

今日も食べ物もらえにゃいのかにゃぁ…?

でもここで待ってたら戻って来てくれないかにゃぁ?

もう少しだけ待ってみよう』

 

猫がとっても気になった。

「帰宅後出直してみて、その時まだ居たら、運命かもしれないな

その時は引き取ろう」

そう決めて家路についた

 

家に着き、シャワーだけ浴びて出会った場所に車で向かった。

すでに出会ってから3時間が経過していた。

さすがにこれだけ時間が経てば、もう居ないだろうと、会えなくて当然と思っていたら、なんと同じ場所にポツンと座り込んでいた。

 

「3時間もここに居たのか?」

「ゴハン持ってきたよ」

持って来たカリカリを差し出すとすぐ食べ始めた。

 

『やっぱりこのお兄しゃんきてくれた!

あたち待ってて良かったわぁ♡』

 

食べているのに可哀想だとは思ったが、抱きかかえてキャリーバックに入れた。

「続きのゴハンはキャリーバックの中で食べてね」

 

こうして新しい家族がやって来た。

 

 

 

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